保育園を選んだ理由
(以前は幼稚園教諭)以前は、子ども一人ひとりとゆったり関わる時間があまり取れず、転職を考えた理由の一つでもありました。しかし、今の保育園では、子どもたちと楽しく遊ぶ時間をしっかり確保できるようになり、それがこの職場の魅力の一つです。もちろん、行事前は忙しくなることもありますが、日々の保育を大切にし、充実させたいと考えています。
特に幼稚園では、保育時間が短く、行事の準備に多くの時間が取られてしまい、子どもたちが自由に遊べる時間がほとんどないことが多かったです。年長児になると、みんなで一つの目標に向かう達成感も大事ですが、子どもたちが一日の大半を過ごす保育園では、楽しく遊んで、その子らしく過ごせる時間が一番大切だと思っています。
保育で大切にしていること
私は、朝笑顔で登園し、保育園での楽しかった出来事をお家で話してもらえるような、そんな時間を提供したいと考えています。もちろん、時には嫌だったことや葛藤する時間もあるかもしれませんが、最終的には「今日も楽しかった」と思って帰ってもらい、「また明日も行きたい」と感じてもらえることが目標です。
そのために、一人ひとりの気持ちに寄り添う保育を心がけています。特に大切なのは、目を見て話すこと。「今、私はあなたを見ているよ、あなたのことを大切に思っているよ」という気持ちを伝えたいと思っています。大人数だと全員に目を向けるのは難しいですが、1対1の時間では必ずその子の目を見て話すようにしています。
私自身が出産し、子育てをしている中で強く感じるのは、保育園に通う子どもたちにも、自分のことを好きだと思える「自己肯定感」を持ってほしいということです。自分を大切に思い、自分が大切な存在だと感じることで、困難に立ち向かい、新しいことにもチャレンジできるようになると思います。子どもたちが「自分は大切にされている」と感じながら成長していってほしいと心から願っています。