保育への想い
保育で大切なのは、やっぱり子どもにたっぷりの愛情を注ぐことだと思っています。小さい頃に「たくさん愛された」という記憶を持ちながら育ってほしいと願っています。そんな温かい思い出があれば、成長する過程でどんな困難があっても、きっと乗り越えられる力になるでしょう。保育園で「愛されていたな」と感じられることが、子どもの心の支えになるのではないでしょうか。
特に、子どもを認めてあげること、褒めてあげることがとても大切です。「あなたは素敵だよ」「あなたならできるよ」と優しい言葉を伝えることが、子どもの自信を育て、前向きな気持ちを引き出します。こうした言葉や表現の仕方は、保育士さんそれぞれの工夫や方法に委ねられていますが、抱きしめたり、一緒に遊んだり、見守ったりと、色んな形で愛情を伝えることができます。子どもと触れ合うことで、言葉にしなくても通じ合える瞬間があると感じています。
保育で大切にしていること
また、子育てにおいて「言葉の力」を大事にしています。優しい言葉を使って話せる子どもは、社会に出ても他の人たちとうまくやっていけるでしょう。言葉遣いはその人の大切な財産であり、一生の宝物になると思っています。こうした思いを共有できる職員たちと一緒に、子どもたちの成長を支えていきたいです。
前田園長の保育士ストーリー
私が子どもと関わる仕事をしたいと思ったきっかけは、中学校の職場体験でした。数時間、幼稚園にお邪魔して子どもたちと遊んだのですが、その時の子どもたちの目の輝きに心を打たれました。あんなに純粋で美しい目で見つめられるなんて、驚きと感動で心が震えたことを今でも覚えています。それまで自分でも気づかなかった感情が湧き上がり、「子どもと一緒にできる仕事って素晴らしい」と、感覚的に感じました。それが、私がこの仕事を選んだきっかけです。
公立保育園と、民間保育園のちがいについて
若い頃は札幌で幼稚園や保育園に勤め、民間の保育施設で働いていました。千葉に移ってからは、子育てと仕事を両立させるために、効率よくお仕事が終わる環境が必要でした。そのため、公立の保育園で非常勤として働くことを選びました。公立の施設では、法令をしっかり守ることが重要視されており、指示や指導が速やかに行われる点が特徴だと感じています。
一方、民間の保育施設にはまた違った良さがあります。法令遵守はもちろん大切にしていますが、子どもや保護者がさらに幸せになれる方法はないかを、法人の方針や園長の判断で柔軟に取り組むことができる点が魅力です。保護者の負担を軽くしたり、子どもたちがもっと成長できる環境を作るために、常に工夫を重ねていけるところが民間ならではの良さだと思っています。
