保育士の在り方と役割
保育の現場では、子どもたちが主役であり、私たち保育士はアシスト役だと感じています。子どもが一生懸命取り組んでいる時、私たちはその頑張りを応援しながら、必要な時にそっと「ここだ!」というタイミングで手助けできる存在でありたいと考えています。子ども一人ひとりに合ったサポートを提供することが、私たち保育士の大切な役割です。
公立時代経験した、縦割り保育について
年齢やクラスに縛られない縦割り保育の環境です。異なる年齢の子どもたちが一緒に過ごし、お互いに助け合ったり、学び合うことで、まるで一つの家族のような温かさを感じられる場所を作りたいと考えています。年上の子が年下の子を自然にサポートしたり、年下の子が年上の子を見て学んだりと、日常生活の中でお互いに成長できる環境が素晴らしいと思っています。
もちろん、年齢による活動の違いはありますが、その中でも一人ひとりの発達や個性を大切にしながら、子どもたちが自分らしく成長できる場所を提供することが大事です。縦割り保育の中では、子どもたちは他の子どもと比べられることなく、自分のペースで成長できる安心感があります。私たち保育士も、年齢にとらわれず、その子の成長を大らかに見守ることができる環境を目指しています。
公立保育園→民間保育園へ
公立から民間の保育園に移って感じた大きな違いは、自由に相談しながら自分たちで作り上げていけるという環境です。「こうしたい」「ああしたい」と皆が思うことを実現できる余地があります。これがとても魅力的で、民間に移って本当に良かったと感じています。
いもっこ保育園・スタッフの「良さ」
私たちが自分たちで園の方針を変えていける環境は、とても働きやすく、自由さを実感しています。職員たちもこの自由に魅力を感じてはいますが、実際に「こうしたい!」と積極的に意見をバンバン出してくるタイプは少なく、どちらかと言うと控えめで、みんなでどうするかを相談しながら進めていくことを大切にしています。調和を大事にしつつ、自分の意見を丁寧に伝える人が多いです。
その一方で、意見がないわけではなく、1人1人にしっかりと耳を傾けてみると、皆がきちんとした考えや意見を持っています。ただ、自分だけが前に出るのではなく、周りとのバランスを大切にしている人が多いのが、この園の特徴だと感じています。